空と海に繋がる「熱海パールスターホテル」で至福の時間を

相模湾を望む起伏に富んだ独特の景勝に惹かれ、多くの文人墨客が別荘を構えた熱海。近年、富士山行脚の流れで外国人にも人気エリアとして注目。当サイトでも趣の異なる熱海の宿泊スポット*を幾度か紹介してきた。

*伝統建築と古今東西のアートが織りなす比類なき一棟貸しのヴィラ「キュレーションホテル 」
*竹林に包まれた全室に露天風呂のある湯宿「ふふ 熱海」

今回、新たな滞在先として案内したいのは、熱海のメインビーチとして知られるサンビーチ沿いに立つ「熱海パールスターホテル」だ。この地で真珠のような輝きを放つ、新たなランドマークとして2022年9月に誕生した。

ホテルの魅力はなんといっても、東洋のモナコとも称される相模湾を眺める、全室オーシャンビューというゲストルーム。その全室に、地下220mの自家源泉から汲み上げた温泉を備えている。ひとつ上の贅沢を求めるなら、120㎡を超える「プレミアスイート オーシャンビュー ROTEN」をレコメンドしたい。スキップフロアタイプのVILLAのような設計には、和モダンの美しい佇まいにリビングと畳を敷いた和室、ツインのベッドルーム2室を配置。長期滞在も楽しめるキッチンを備え、まるで邸宅のような感覚でゆったりと過ごすことができる。開放的な空間の先には、時間の移ろいとともに異なる表情を魅せる大海原の景色が続き、水平線の彼方に行き交う船や島影がノスタルジックなフィルムを眺めているように映し出される。

最後に、1階の「ラウンジ オーシャンブリーズ」で瑞々しい夏のフルーツを味わい尽くす、優雅な夏のティータイムを紹介したい。それが、静岡県が世界に誇る2つの果実の宝石を主役にした「クラウンメロンと函南(かんなみ)すいかのアフタヌーンティー」だ。静岡県の温暖な気候と肥沃な大地が育んだクラウンメロンは、厳格な栽培管理と匠の手により生まれる、まさに“フルーツの王”。 糖度・食感・香りともに卓越したその味わいは、国内外で高い評価を受けている。また、夏にしか味わえない静岡の名産 函南すいかは、シャリ感とみずみずしさが際立つ“清涼のフルーツ”。甘さと爽やかさを兼ね備えた口福の象徴が、期間限定で3段のプレートに凝縮。

クラウンメロンは、極上のショートケーキをはじめ、爽やかなヨーグルトムースと自家製メロンのコンフィチュールを忍ばせたムースに。函南すいかは、ココナッツミルクをまとった爽やかなゼリーや、ミニパルフェへと変身。この夏は、海と空の溶け合うインフィニティーバスで心を時ほぐしたあとに、極上のフルーツを体いっぱいに満たしたい。

写真提供:熱海パールスターホテル

熱海パールスターホテル
住所:静岡県熱海市東海岸町6-45
電話: 0557-83-5489(10〜18時)
ウェブサイト:https://pearlstar.jp/

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Takako Kabasawa

クリエイティブディレクター。女性誌や書籍の執筆・編集を中心に、企業のコンセプトワークやブランディングも行う。着物や茶の湯をはじめとする日本文化や、地方の手仕事カルチャーに精通。2023年に、ファッションと同じ感覚で着物のお洒落を楽しむブランド【KOTOWA】を、友人3人で立ち上げる。https://www.k-regalo.info/

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