フィナンシェ専門店「BEAN to FINANCIER (ビーン トゥ フィナンシェ)」1号店が新宿高島屋にオープン。「世界一売れているフィナンシェ」を生み出したアンリ・シャルパンティエのシェフが、焼きたてのフィナンシェを提供する。

フィナンシェは、フランス語で「金融家」「お金持ち」を意味する。金塊を彷彿とさせる黄金色・長方形の、同国伝統の焼き菓子。ほかの焼き菓子(特にマドレーヌ)との違いは意外と知られていないが、焦がしバターとアーモンドをたっぷり使うのが特徴だ。
そんなフィナンシェの専門店が新宿高島屋に1号店をオープンした。BEAN to FINANCIER は店舗で焼きたてのフィナンシェを提供する。カリふわ、ほかほかの金塊は、舌先から心を豊かにしてくれる。

“世界いち売れているフィナンシェ” アンリ・シャルパンティエの新ブランド
きっとあなたも一度は食べている、アンリ・シャルパンティエのフィナンシェは「世界一売れているフィナンシェ」として6年連続でギネス世界記録に認定された記録を持つ(その数なんと2900万個以上!)。アンリ・シャルパンティエは他にもマドレーヌやケーキなど洋菓子全般で有名だが、約50年も心血を注いできたフィナンシェに特化した新ブランドがBEAN to FINANCIERだ。
シンプルな食材の中でも、BEAN to FINANCIERでは特にアーモンドにこだわっている。世界中を探した結果、油分が多く濃厚でミルキーなシチリア産のアーモンドにたどり着いたという。徹底した温度管理のもと豆のまま輸入してから、国内でパウダーにしている。

シュゼット・ホールディングス提供
店舗にはガラス張りのフィナンシェ専用キッチンがあり、アンリ・シャルパンティエのシェフが目の前でひとつひとつ焼き上げる。
焼きたてのフィナンシェは、まさに黄金の味わい
恥ずかしながら、フィナンシェといったら手土産でもらって食べることがほとんどで、家で焼き菓子作りを嗜む生活など送っていない私は、焼きたてのそれを食べたことがなかった。
パッケージされてぎゅっとしたあのフィナンシェも勿論おいしいけれど、焼きたてはやっぱり違うのだろうか?
実際店に行くと、周辺にはアーモンドとバターと小麦粉の香りが漂っていた。色をつけるなら、絶対にオレンジ色だ。ビビッドでフレッシュなオレンジ色ではなく、あたたかで柔らかなオレンジ色。その香ばしさに思わずにんまりしてしまう。今後、嫌なことがあったらフィナンシェを食べよう。フィナンシェに機嫌をとってもらおう。
33〜35度を保って作った生地を、シェフが天板に注ぐ。そして、オーブンに投入。すべての工程を外から見ることができる。

10分ほどでオーブンから出てきたフィナンシェを、はふはふしながら食べる。食感は柔らかだが、軽すぎない。表面はこんがり焼けていて、世界との境界線をハッキリ持っている。それを前歯で崩す快感たるや……! 口の中で「カリカリ」と「ふわふわ」が一緒になる瞬間、アーモンドとバターのリッチな甘味が流れ込んでくる。まさに黄金の味わいだ。

食感や食べ応えを重視するため、アンリ・シャルパンティエで出しているフィナンシェよりも少し大判で、天板型も特注品だという。
ラインナップは「プレーン」(税込238 円)と、「アーモンドクラッシュ」(税込292 円)がある。個人的には、上にアーモンドがトッピングされていて食感と風味をより楽しめる後者がお気に入り。今後フレーバーを増やす可能性もあるそうだが、まずは強気の2種展開だ。ギフトボックスなども販売されている(こちらは工場生産)。

アーモンドクラッシュ/シュゼット・ホールディングス提供
さらに、4月12日には2号店が大阪高島屋でオープン予定だということで、関西方面の人は今しばらくの辛抱だ。
BEAN to FINANCIER(ビーン トゥ フィナンシェ)
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-24-2 新宿髙島屋地下 1 階
営業時間:10:30〜19:30
定休日:施設に準ずる
Instagram:@bean_to_financier