メンズファッション誌「OCEANS」の人気連載「SEAWARD TRIP」が書籍化して発売

インプレスグループで航空分野などのメディア事業を手掛けるイカロス出版株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山手章弘)は、2023 年 6 月 15 日に小山内隆著『海と暮らす SEAWARD TRIP』を発売。
ZEROMILEにおいてもライターとして、ビーチカルチャーやライフスタイル、トラベル、スポーツなどの分野で活躍している小山内隆が著者。

小山内隆からのコメント:
「雑誌OCEANSで長らく執筆している連載が一冊の本になりました。内容は海に関わる人たち20人のインタビュー。一冊になった本を読み通して、改めて海への入り口、海との関わり方は、さまざまなのだなと感じました。渋谷区神宮前のスロープギャラリーでは発刊を記念した展覧会「海と暮らす」が7月27日まで開催されていますが、こちらにいらした方からは、海って広いんだな。という声をたくさん聞きました。そう、海は多面体なんです。いろんな表情を見せてくれるし、いろんな意味をもたらしてくれます。もしまだ夏に行く数度の海水浴くらいしか海との関係性を見出していない人は、ぜひ本書を手に取ってみてください。そして、せひ展覧会へいらしてみてください。海は、人生を豊かにしてくれるのだな。そのような気づきを、きっともたらしてくれるはずです。」

写真/トミマツタクヤ

SDGs全盛の今だからこそ“海の豊かさ”に触れる

SDGs14番目の目標は「海の豊かさを守ろう」。しかし2030年の達成期限まで10年を切った今、この目標に対する日本の取り組みは「深刻な問題がある」と評価されている。問題は海ごみだけではない。全国的に海岸では護岸が進み、自然景観そのままのビーチは減少の一途。浸食されてビーチの砂が減り、海水浴場が閉鎖されていくことなどを背景に、“暮らしと海の距離が遠くなった”ことも要因だ。

写真/古川勇気

そのような現実を前に、「海は楽しい」「海は人生を豊かにしてくれる」といった思いを伝えようとはじまったのが、メンズファッション誌OCEANSでの連載「SEAWARD TRIP」。10年に及ぶロングラン企画となった現在は、名称「THE SEAWARD TRIP」として、当初のコラム形式から4ページの人物インタビューへアップデート。そして今回、海と暮らし、海の豊かさを知る各界の識者20名のインタビューが一冊にリエディットされて誕生。インタビューは、“海にまつわる疑問に対して答えてもらう”といった内容。20名それぞれの海への想いを通して「海の豊かさ」を考えるきっかけとなる、SDGs全盛時代の必読の書となっている。

●目次
〇自然写真家は何を撮っているんですか?(自然写真家・高砂淳二さん)
〇“風の島”の人たちの生き方は日本と何が違いましたか?(ウオーターマン・阿出川潤さん)
〇仲間と大海原を行くアウトリガーカヌーのどこに魅力を感じますか?(オーシャンアスリート・ケニー金子さん)
〇なぜ、それほどニュージーランドを愛しているのですか?(ニュージーランド写真家・トミマツタクヤさん)
〇50代。サーフィンとの向き合い方は変わりましたか?(プロサーファー・牛越峰統さん)
〇伝統航海カヌーで海を越えると、そこには何がありましたか?(「ホクレア」乗組員・デニス・チャンさん)
〇なぜ世界的企業のホンダが日本の海を掃除するのですか?(本田技研工業ビーチクリーン活動担当・前原洋一さん、木村嘉洋さん)
〇“伝説的なサーフショップ”をなぜ事業承継するのですか?(ユナイテッドアローズ・清水学さん、秋山晃二さん)
〇どうして自然を法律で守るのですか?(環境省自然環境局・尾碕恵美さん)
〇リゾート開発は自然を壊しませんか?(星野リゾート代表取締役・星野佳路さん)
〇木製商品を制作する際になぜ間伐材を使うのですか?(フロンティアジャパン・安藤豪太さん)
〇氷河に水の循環を感じますか?(写真家・山田博行さん)
〇なぜ平日にビーチクリーンを始めたのですか?(ラジオDJ・nicoさん)
〇海での創作活動を通して気付いたことは何ですか?(現代美術作家・藤元明さん)
〇日本に手つかずのビーチはどれほどありますか?(九州大学工学研究院准教授・清野聡子さん)
〇毎日子供たちと海で遊んでいるのは、どうしてですか?(一般社団法人「そっか」代表理事・永井巧さん)
〇福島の海は豊かですか?(前サッカー日本代表専属シェフ・西芳照さん)
〇サーフィンにセラピー効果はありますか?(サーフセラピー組織「ISTO」・クリス・プリマシオさん、エジンバラ・ネピア大学の研究者ジェイミー・マーシャルさん)
〇臨海学校にどんな学びがあるのですか?(千代田区立九段中等教育学校・山口尚己さん)
〇太平洋沿岸にある鹿島灘海浜公園は今後どう進化しますか?(茨城県鉾田市建設部・菊池信幸さん、市村航祐さん)

■書籍情報
書 名:海と暮らす~SEAWARD TRIP
著者名:小山内隆
発行所:イカロス出版株式会社
発売日:2023年7月15日
ISBN : 978-4-8022-1293-9
体 裁:A5判 210ページ
定 価: 1,980円(本体1,800円+税10%)
https://www.ikaros.jp/

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ZEROMILE 編集部

知的好奇心旺盛なミレニアル世代に日本の情報を発信。 「好奇心が心理的距離をゼロにする」をテーマに、編集部がピックアップした情報を掲載。

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