上質な抹茶をカジュアルに楽しめるカフェ 「ATELIER MATCHA(アトリエマッチャ)」が銀座に移転!

プレミアム抹茶をカジュアルに楽しめる抹茶カフェ「ATELIER MATCHA(アトリエマッチャ)」が、2023年11月15日(水)銀座に移転、リニューアルオープンを迎えた。

MATCHAのサードウェーブを世界へ

ATELIER MATCHAは、「日本で育まれた抹茶本来の美味しさと文化を楽しめる抹茶体験を提供したい」というコンセプトをもと2021年に日本橋にオープンした。日本の伝統文化を世界に発信する事業開発を行うTZEN株式会社と、創業160年の京都宇治の老舗製茶問屋・山政小山園がタッグを組んだ共同事業だ。そして今回、「MATCHAのサードウェーブを世界へ」をミッションとして、より多くの人が集まる銀座に店舗を移した。

ATELIER MATCHAが位置するのは銀座8丁目の「銀座中学校入口」の交差点だ。日本橋店でも好評だった開放的な「縁側」席は引き続き銀座店でも設置され、より多くの人に楽しんでもらえるよう席数を16席から27席に増やしている。

縁側席はペットOKなのも嬉しいところ。

「銀座は古くから日本の文化の中心地とも言える土地であり、訪日外国人も多く訪れるので、抹茶の魅力だけでなく茶文化も届けるにはいい場所だと思いました。」
とTZEN株式会社CEOの長尾氏(写真左)は語る。

長尾氏によると、現在の抹茶ブームは「サードウェーブ」だという。ファーストウェーブでは、上質な抹茶を茶室で飲む、いわゆる茶道ブームが起きた頃。セカンドウェーブは、抹茶がお菓子に利用されるようになり、抹茶アイスや抹茶ラテが流行った2000年前後。そして現在、上質な抹茶をカフェのように楽しむ波がやってきているのだそうだ。確かに近年、日本国内でも、老舗の茶園や茶問屋が運営する抹茶カフェが店舗を増やしている。

抹茶の供給元であり、ATELIER MATCHAのプランナーを務める山政小山園・小山氏(写真右)は、このサードウェーブを機に、もっと自由な抹茶の楽しみ方を知って欲しいと語る。

「抹茶スイーツとしてはスタンダードとなってきている一方で、飲みものとしての抹茶は、茶道のイメージが強いせいか、生活に浸透するまでには至っていません。そのためATELIER MATCHAでは、作法に気をとらわれず、飲み物として抹茶と向き合って欲しいと思い、敢えて抹茶椀ではなくグラスで提供しています。」

注目の新メニュー

■ アフタヌーンティ
銀座移転記念メニューとして、新たに「Ginza MATCHAアフタヌーンティー」が登場。MATCHAづくしのスイーツやフードを贅沢に味わえるメニューで、予約のみの提供となっている。

価格:6,300円(税込)
*薄茶「小倉山」とお好きなドリンク1点付き(ごちそうドリンクを除く)

■ごちそうMATCHAドリンク
代表的なメニューの「ごちそうMATCHAドリンク」にも秋冬の新作が登場。

1枚目:「MATCHAアップルパイシェイク」価格:890円
一番下にアップルソース、センターはバニラシェイク、トップにサクサクのパイ生地と香ばしいアーモンドをトッピング。最後にシナモン、クローブ、ナツメグを合わせたようなオールスパイスを加えて仕上げている。(スパイス抜きも可)

2枚目:「MATCHAキャラメルモンブラン」価格:890円(税込)
一番下にモンブランクリーム、センターにキャラメルシェイク、トップに絞ったモンブランクリームと丸ごとの栗と粉砂糖をトッピング。

■MATCHAスイーツ
この他、新作スイーツにはリクエストの多かった「MATCHA天王山生大福」が登場。また、秋冬限定で、濃厚MATCHAに負けない焦がしキャラメルのビターな味わいがクセになる「パンプキンタルト焦がしカラメル」や、復活を望むリクエストが多かった「MATCHAフルーツフォンデュ」も復活する。

1枚目:「MATCHA天王山生大福」価格550円(税込)
2枚目:「パンプキンタルト焦がしカラメル」価格:850円(税込)

実食レポート

筆者は、一足先に新作の3品を試食させてもらった。

*試食の様子

「MATCHA天王山生大福」は中の抹茶クリームの濃厚な抹茶の風味があんこを軽やかにしてくれていて、あっさりと食べられる。甘いものがそんなに得意ではない筆者でも「もう半分たべたい」と思ったほどだ。

「パンプキンタルト焦がしカラメル」は、カスタードクリームの上の部分がブリュレのようにパリパリに焦がされていて、香ばしさと甘さが、一緒に飲むお抹茶をよりふくよかな味わいにしてくれる。抹茶を使ったメニューに限定するのではなく「おいしく抹茶を味わうため」にメニューが考えられていることが窺える。

続いて、ごちそうMATCHAドリンクの「MATCHAキャラメルモンブラン」をいただいた。

栗・キャラメル・抹茶の贅沢なハーモニーが口いっぱいに広がる。途中でほろにがい濃茶を少しずつたらし、抹茶とシェイクのバランスに変化をつけながら食べると、二度どころか何度もおいしいのでおすすめだ。ドリンクというか、パフェを食べているかのような満足感とボリュームなので、これのお供にさらにお抹茶を頼みたくなる。温かいほうじ茶も合いそうだ。

店内には、お抹茶を自宅で楽しむための道具や抹茶の物販コーナーも設けられているので、気に入ったお抹茶と、必要な道具を買って帰ることもできる。

抹茶スイーツは好きだけどストレートの抹茶を飲んだことがない人も、すでに茶道に造詣が深い人も、抹茶の魅力を再発見できるカフェとなっている。たまにはコーヒーではなく、優雅に抹茶で一服してみてはどうだろう。

MATCHAのサードウェーブに乗り遅れるな!

ATELIER MATCHA(アトリエ マッチャ)
住所:東京都中央区銀座8丁目18-4東銀座ビル1階
営業時間:8:00~18:00(L.O.17:45)
定休日:毎週火曜日 
電話番号:03-5801-5991
ウェブサイト:https://ateliermatcha.com/

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Orie Ishikawa

ZEROMILE編集担当。 歴史、文学、動物、お酒、カルチャー、ファッションとあれこれ興味を持ち、実用性のない知識を身につけることに人生の大半を費やしている。なんでもかんでもチンパンジーに例えて考える癖がある。

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