虎ノ門ヒルズがついに完成! モダンラグジュアリーを味わう、新しい虎ノ門での楽しみ方

平日の16時。普段より少し早めに仕事を切り上げ向かった先は虎ノ門。

虎ノ門ヒルズのステーションタワーが2023年10月に開業し、ついに完成した国際新都心・グローバルビジネスセンター虎ノ門ヒルズ。日本人でもビジネスや何かしらの用事がなければ、足を踏み込まないエリアであろう虎ノ門だが、虎ノ門ヒルズの完成によりそのエリアには隠れた魅力がたくさん詰まっていた。今回は虎ノ門ヒルズを中心とした虎ノ門エリアでの、新しい大人の楽しみ方を紹介したい。

ステーションタワー外観 ⒸThe Boundary

ステーションタワーは未知なる体験の入口?

ステーションタワーと共に開業した、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」に降り立つと、そこには駅改札直結で近未来的で洗練された空間へと繋がる、地下鉄初の駅前広場「ステーションアトリウム」が広がっていた。虎ノ門エリアの始まりのわくわく感の創出。なんだかこれはすごいぞ。

ステーションアトリウム 街と⻁ノ⾨ヒルズ駅の結節点 ⒸDBOX for Mori Building Co., Ltd.

駅に直結しているのが新しく開業したステーションタワーだ。そのまま歩みを進めると目の前には、飲食・物販など多様な27店舗が集積された「T-MARKET」が登場。

洗練された「都市の中庭」のような空間は、“できる大人”たちが集まり、昼夜問わず様々な過ごし方ができるよう時間帯によって使い方が変化する。トレンドに敏感で常に最先端を追いかけているような大人たちの寄り合場になりそうな予感。

Tマーケットイメージ

地下1階~5階には今後オープンする店舗含めたダイニングフロアや、エリア初となる大型のセレクトショップ・フィットネスなど新しいライフスタイルを提案するお店が集結。

タワーの最上部には、地上250ⅿという都内随一の高さからの圧倒的な眺望を誇る情報発信拠点「TOKYO NODE」が誕生。ギャラリーで開催される期間限定のイベントでは、著名なアーティスト等による未知なる新しい体験をすることが可能。開業日の企画にも長蛇の列ができていた。
イベントの体験をせずとも拘束エレベーターで45階という見晴らしの高さを味わうことができるのも嬉しいポイント。「TOKYO NODE DINING」から夜景と共に特別な1杯を味わっても良いだろう。

TOKYO NODE 開館記念企画 第一弾
Syn : 身体感覚の新たな地平” by Rhizomatiks × ELEVENPLAY
変形する空間、目の前に現れる24人のダンサー。イマーシブな世界が立ち上がるspatial experience。
(GALLERY A/B/C 2023.10.6(金) – 2023.11.12(日))

TOKYO NODE 開館記念企画 第二弾
蜷川実花展 : Eternity in a Moment
写真家・映画監督の蜷川実花がクリエイティブチームEiMとして挑む、圧倒的スケールの空間体験型の展覧会。
(GALLERY A/B/C 2023.12.5 (火) – 2024.2.25 (日))

大人の社交場「虎ノ門横丁」で贅沢な一杯を

ステーションタワーを散策して時間は17時。まだギリギリ明るいなか飲むという背徳感と、仕事終わりの至高の1杯を求めやってきたのは虎ノ門横丁。実はオープンから気になっていたビジネスタワー3階にある酒場である。

近年、横丁文化が盛んになり渋谷や恵比寿など多くの地域に横丁と呼ばれる複合飲食施設が登場している。だが正直あの賑やかな雰囲気は若者向けと言った印象で、食事や居心地のクオリティを求めたい年頃でもある筆者は、足を運ぶことも少なくなった。

しかしこの「虎ノ門横丁」は、まさにそんな大人にピッタリな横丁だった!洗練された空間に至極のグルメが集まった、いわば大人のための横丁だ。予約が取れないレストランを気軽にハシゴするという、ここでしか味わえない贅沢さをぜひ体験して欲しい。

今回は全26店舗あるなかからおすすめの3店舗をご紹介。

●鳥茂 分店

昭和24年に店を構えて以来、その味を代々受け継いできた「鳥茂」初の分店へ。はしご酒をするための食事量には、鳥茂が発祥とされるピーマンの肉詰めを含む串5品コースがおすすめ。普段何気なく食べているピーマンの肉詰めの発祥が焼き鳥屋だったとは驚きである。お店の方もフレンドリーな方が多く、プレミアムな日本酒のおすすめを紹介してくれる。併せて食べて欲しいのが蝦夷鹿の串焼き。後述するジビエの名店「EREZO GATE」とのコラボメニュー。臭みは一切なくジビエが苦手な方でもこれだけは食べられるという絶品。上にかかるブラックペッパーがアクセントとなり、お酒を進めてくれる。

●ELEZO GATE

北海道・十勝の食肉料理人集団「ELEZO(エレゾ)」により、渋谷・松濤にある紹介制のレストラン【ELEZO HOUSE】のセカンドラインとして誕生。そんな紹介制レストランを運営するお店の味を、ふらっと気軽に楽しむことができるのもここ虎ノ門横丁の魅力のひとつ。カウンター席のみなのでシェフによる丁寧な調理工程を見ることができるのはもちろん、会話を楽しみながら食事を楽しむことができる。スープ・ド・ポワソンを注文した際は、何の魚がメインとなっているか自分の舌で当てるというクイズも出してくれる。自分の狭い知識のありとあらゆる魚を出しても正解をしなかったのはいい笑い話。また横丁内にある、「虎ノ門蒸留所」のジンを使ったお酒をここでも飲むことができる。今まで味わったことのないヒノキの香りのジンなど、新しいジンの一面に出会うことができる。鳥茂でもそうだったがこういった店舗同士のコラボを楽しむことができるも醍醐味だ。

●振り塩とイタリアン イル・フリージオ

塩とオリーブオイルだけで食す新感覚のイタリアン寿司を味わうことができるお店。お肉だけでは物足りない、〆に食べたくなってしまうあっさりとした味わいの寿司が堪能できる。ランチョンマットのイラストがかわいらしく、自然と明るい会話が飛び出すカウンター席だ。好きなものを好きな量だけ好きなお店で次々と楽しむことができる。

他にも寄合席と呼ばれる各店から寄合メニューを持ち寄れる席が横丁中心エリアに存在するので、角打ちのお酒を片手に食事を楽しむこともできる。グローバルビジネスセンターとだけあって、たくさんの外国人も日本の横丁文化を楽しんでいた。ここで語学スキルがある人は有意義な国際間のコミュニケーションが生まれるんだろうなと、自身の語学スキルを恨む。勉強しようかな。

ホテルステイと神秘的な出世パワースポット?

遠方から訪れる際におすすめの近隣のホテルを紹介したい。エリア内徒歩圏内に存在しモダンラグジュアリーな空間を味わうことができるホテル3軒を厳選。

●アンダーズ東京 @森タワー
●ホテル虎ノ門ヒルズ @ステーションタワー
●東京エディション 虎ノ門 ※虎ノ門ヒルズより徒歩10分

どのホテルも虎ノ門エリアを代表とするラグジュアリーホテル。ただラグジュアリーなだけでなく、各ホテルにはそれぞれのコンセプトが反映されていて、どれもエリアの雰囲気を損なわないハイクラスで洗練された空間を持っている。ビジネスでの出張利用はもちろん、エリア徒歩10分以内で衣食住が揃うアクセスの良さからもおすすめのホテルだ。

●愛宕神社
その他、ぜひ虎ノ門エリアへ踏み入れた際に立ち寄って欲しいスポットがある。天然の山としては23区内で一番の高さを誇る愛宕山に存在する愛宕神社。虎ノ門ヒルズから歩いて3分の立地にあり、煌びやかで洗練されたグローバルセンターのすぐ近くに由緒ある日本の象徴“神社”が聳え立つのも日本独特な面白いポイントだ。

「出世の石段」と呼ばれる愛宕神社に上がるまでの急な石段は、都心の喧騒と神社を隔てるかのように圧倒的に立ちはだかっている。しかし….出世と言われたら登るしかない!足腰に響くこの急な階段も登りきってしまえばこっちのもん。出世祈願を終えた後は清々しい気持ちになること間違いなし。さて、仕事頑張りますか。

2024年の春には境内のリニューアルが完成されさらにパワーアップをする予定だ。ホテルをチェックアウトした後に、お散歩がてら参拝してもらいたい。

■虎ノ門ヒルズ
公式Hp:https://www.toranomonhills.com/
■アンダーズ東京
公式HP:https://www.hyatt.com/andaz/ja-JP/tyoaz-andaz-tokyo-toranomon-hills
■ホテル虎ノ門ヒルズ
公式HP:https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/hotel-toranomon-hills/tyoub
■東京エディション虎ノ門
公式HP:https://www.marriott.com/ja/hotels/tyoet-the-tokyo-edition-toranomon/overview/
■愛宕神社
公式HP:https://www.atago-jinja.com/

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Yuta Torii

ZEROMILEプロデューサー。 365日晩酌を欠かさないアラサー飲兵衛。新卒で百貨店に入社。お酒売場を担当し、唎酒師の資格も取得。転職してWebマーケターとしてのキャリアを積み、ZEROMILEの立ち上げを行った。このメディアを大きく成長させるべく日々奮闘中。

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