麻布台ヒルズに移転するエプソン チームラボボーダレス、チケット発売開始

東京・お台場から移転し、2024年2月9日、麻布台ヒルズにオープンする「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下、チームラボボーダレス)」が、1月16日より公式サイトにてチケット販売を開始した。

《人間はカメラのように世界を見ていない》 エントランス「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」東京 麻布台ヒルズ © チームラボ

チケット購入はこちら
公式ウェブサイト:https://borderless.teamlab.art/jp/

チームラボボーダレスは、アートコレクティブ・チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」だ。アートは、部屋から出て移動し、他の作品と関係し影響を受け合い、他の作品との境界線がなく、時には混ざり合う。新しいチームラボボーダレスでは、境界のないアートは、より進化し、より多くの場所へ移動し、複雑に関係し合い、永遠と変化し続ける境界のない一つの世界を創る。

この度の移転オープンでは、新作として《Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光》、《花と人 – Megalith Crystal Formation (work in progress)》、《Black Waves – Megalith Crystal Formation (work in progress)》を発表する。

Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光

teamLab, 2023 (work in progress), Interactive Installation, LED, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

《Bubble Universe》は、チームラボの新たなアートプロジェクト「認知上の存在」をテーマにした、インタラクティブな作品だ。空間は無数の球体群によって埋め尽くされ、それぞれの球体の中には、異なる光の存在が入り混じっている。本作は、認知と存在について、そして、人間が世界をどのように見ているのか、を模索すると同時に、現象とは環境との連続的な関係性の中に存在することを示唆している。

球体の中には、物質的な実体のある光、シャボン玉のような大きくて強い光、ゼリーの塊のような巨大で弱いぷるんぷるんの光、そして周辺の環境によって生み出される光が無数に入り混じる。球体の中には動き続ける光もあれば、全く動かない光もある。

環境によって生み出される光/チームラボ《Bubble Universe:実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光 》© チームラボ

人が球体の近くで立ち止まり、じっとしていると、最も近い球体が強く輝き音色を響かせ、光はその球体から最も近い球体に伝播する。伝播した光は最も近い球体に伝播し連続していく。光は、常に最も近い球体に連続するだけで、それぞれの球体を1度だけ通り、全ての球体を通る1本の光の軌跡になる。そして、自分から生まれた光と、他者から生まれた光は、交差していく。

生命は闇に咲き闇に帰る微小な光 – Life is an Ephemeral Light that Blooms in the Dark

teamLab, 2024, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi

《生命は闇に咲き闇に帰る微小な光 / Life is an Ephemeral Light that Blooms in the Dark》では、チームラボボーダレスの世界を構成する様々な境界のないアート群が、部屋から部屋へと、館内を移動しながら入ってくる。
花々が、誕生と死滅を永遠に繰り返していく。人々が近くで動きまわると花々は散っていき、じっとしていると花々は普段より多く生まれる。
作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、人々のふるまいの影響を受けながら、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

Black Waves – Megalith Crystal Formation

teamLab, 2023 (work in progress), Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi

古典的な東アジアの美術の波は、よく線の集合で表現される。線の集合でできた波は、それらが流れの中の一部であることを気が付かせてくれる。そして、その線の集合には、波が生き物であるかのように、どこか生命を感じる。
この波は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算し、三次元上の水の動きをシミュレーションしている。その水の粒子の軌跡で線を描き、三次元上の波の表層に線を描いている。その立体的に描かれた線の集合を、チームラボが考える「超主観空間」によって切り取っているため、レンズやパースペクティブによって切り取った空間とは違い、鑑賞者は視点が固定されず、身体が自由になる。そして、波が映し出された壁は、我々と作品との境界面にならず、波の作品空間は、人々の身体のある空間と連続する。

このほかにも、新しいエプソン チームラボボーダレスでは、「認知上の存在」をテーマにした作品を複数展示する。複雑に関係し合い、永遠と変化し続ける境界のない世界へ没入しよう。

森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
所在地:麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1(東京都港区麻布台1-2-4)
開館日:2024年2月9日(金)- 常設
開館時間:10:00 - 21:00
*最終入館は閉館の1時間前
*開館時間が変更になる場合がございます。公式ウェブサイトをご確認ください。
休館日:第一・第三火曜日
*休館日が変更になる場合がございます。公式ウェブサイトをご確認ください。
公式ウェブサイト:https://borderless.teamlab.art/jp/

■チケット価格
大人(18歳以上):3,800円〜
中学生・高校生(13 - 17歳):2,800円
子ども(4 - 12歳):1,500円
3歳以下:無料
障がい者割引:1,900円〜
*事前日時指定予約制です。
*大人と障がい者割引につきましては変動価格制を導入し、日によって金額が異なります。日別の価格をご確認の上、日時指定チケットをお買い求めください。
*現地での購入の場合、上記価格に+200円となります。

SHARE

ZEROMILE 編集部

知的好奇心旺盛なミレニアル世代に日本の情報を発信。 「好奇心が心理的距離をゼロにする」をテーマに、編集部がピックアップした情報を掲載。

RELATED