日本国内のみならず、パリの三ツ星レストランでも高い人気を博す日本酒「九平次」。その作り手である萬乗醸造15代目当主・久野九平治氏を招いたメーカーズディナーが7月20日、レストラン〈Opuses(オウパセズ)〉で開催される。
一夜だけのスペシャルコース
1647年創業の歴史ある愛知県名古屋市緑区の酒蔵、㈱萬乗醸造。代々の当主が「九平治」を名乗る久野家。「日本酒に21世紀型の新しい光を当ててやりたい」「日本酒を新しいステージに立たせてやりたい」「日本酒の新たな価値を創造し、それを押し上げる品でありたい」という思いから生み出される日本酒は、国内外で注目を集め続けている。
久野九平治 氏
醸造家・代表取締役
萬乗醸造の15代目。家業を継ぎ、先代の機械的大量生産・下請けの仕事のスタイルから、少量生産、手造り農家的な仕事へと回帰。新銘柄『醸し人九平次』を立ち上げ、リリース。積極的に海外進出を試みる。2010年からはコメ栽培を始め、2016年からはフランス・ブルゴーニュにてワイン醸造をスタートさせた。
そんな㈱萬乗醸造が新たに生み出したブランドが、フランス・ブルゴーニュの地で手掛けるワイン「DOMAINE KUHEIJI」と、ドメーヌスタイルで生み出す日本酒「㊈久野九平治本店」だ。日本酒、白ワイン、赤ワインの3つの食中酒を同じフィロソフィーのもと提案できる世界で唯一の蔵と言えるだろう。
メニューは、2020年ミシュラン一つ星を獲得した東京・広尾のフランス料理レストラン「Ode/オード」のオーナーシェフ・生井祐介氏が監修する。農と醸の垣根を超えた田圃で起きる年毎のドラマを黒田庄の3つのサンクチュアリから表現。〈Opuses〉のシグネチャーデザート『グレー』を含む約10皿の料理に合わせてワインと日本酒全7種をペアリングにて提供する。
「Ode」オーナーシェフ
生井祐介氏
1975年、東京都生まれ。2015年度版ミシュランガイドでは一つ星を獲得した。
2017年3月より新店準備に入り、同年9月に「Ode」(東京・広尾)をオープン。
Asia’s 50 Best Restaurantsにおいて、2020年より4年連続ランクイン、
2023年は20位に。ミシュランガイドにおいても2019年より5年連続1つ星を獲得。
酒蔵が手掛けるワイン、そしてドメーヌスタイルで造られた日本酒との間にはどのような共通点と違いがあるのだろうか?
久野九平治氏とのひとときで、ワインと日本酒への理解が一層深まる貴重な機会となることだろう。
Opuses(オウパセズ)
美意識を集約したモダンな空間でアート作品のようなメニューを提供するレストラン。日本各地から取り寄せた魚介や野菜を特性窯で調理する「モダンシーフードグリル」をメインに、広尾の一つ星フランス料理レストラン「Ode(オード)」の生井 祐介オーナーシェフがメニューを監修する。
受付:2023年7月20日(木)18:15 開始:2023年7月20日(木)18:30 ※一斉スタート 場所:東京都中央区銀座8-9-4 ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8 14F 内容:10品特別コース+アルコールペアリング7杯 金額:¥29,000(税込) 予約:https://onl.la/7gcFcLt