地球と身体に優しい麻布十番のヴィーガンベーカリー 「Te cor gentil(テコールジャンティ)」

2022年に麻布十番にオープンしたヴィーガン専門ベーカリー「Te cor gentil(テコールジャンティ)」。バター、卵、牛乳を一切使わない独自の製法で、味に一切妥協しない様々なパンを常時20種類-25種類展開している。

店名はフランス語の「terre(地球)」「corps(身体)」「gentil(優しい)」を組み合わせた造語。動物性食材を使わないため地球温暖化の負担が少なく、また水資源の利用が大幅に削減されているため、その名の通り「地球と身体に優しい」エシカルなパン屋だ。

オープン当時のメニュー監修は、5つ星ホテルのベーカリー部門で史上最年少シェフとして活躍し、パン製作のアジア大会で優勝をした経験を持つ青柳吉紀シェフ。生地となる小麦粉は農薬量が少なくて有名な北海道産「ゆめちから」を使用し、ふっくらもちもちに仕上がった様々なパンは、見た目も美しく食欲をそそる。惣菜パンや菓子パン、食パンなどもあり、言われなければヴィーガン専門ベーカリーだということに気が付かないほどのバリエーションだ。
店長の四宮さんに、おすすめを聞いて実際に食べてみることにした。

■あんバター
ヴィーガンバターのそのままの味が知りたかったので、まずは固形でそのまま挟まっているこちらにトライ。ココナッツオイルやアーモンドから作られるヴィーガンバターは、滑らかでリッチだが軽い。甘さ控えめで豆の味を感じる自家製あんこと完璧なバランスだ。

クロワッサン
一口食べた時のパリパリっという食感は、パン屋さんのクロワッサンそのもの。バターの香りの代わりに、華やかなナッツの風味がほのかに鼻に抜ける。中がもっちりとしていて食べ応えも十分だ。

■焼きチーズカレーパン
フィリングのカレーから店内で作られており、上にヴィーガンチーズを乗せて焼いた焼きカレーパンだ。ヴィーガンチーズなのでチーズ特有の匂いはないものの、カレー味をマイルドにしつつ、ギトギトしない軽さがある。

■クリームパン
柔らかいパンに植物性のクリームが入っている。通常のクリームよりもあっさりしていて軽い。やわらかい生地とクリームがよくなじんでおり、シュークリームのように口溶けがなめらか。

他にも、フォカッチャ生地の食パンやピスタチオクロワッサン、ヴィーガンメンチカツサンドなども人気だそうだ。

店長の四宮さんは、「エシカルであることだけでなく、おいしさにも妥協したくないんです。ヴィーガンベーカリーとしてではなく、普通のベーカリーと同じ土俵で戦っていきたいと思っています。」と語る。

味だけでなく見た目でも心をくすぐるパンたちは、SNSでも度々話題になっている。ヴィーガンパンだからではなく、食べてみたくなるほど可愛かったり、おいしそうだったり、普通のベーカリーと変わらぬ理由でシェアされているのだ。

それに加えて地球と体に優しいのだから、もはや普通のベーカリーを超えた存在。ヴィーガンの人だけでなく、友人や家族にヴィーガンがいる人、カロリーを気にしている人も、みんな同じものを食べておいしさを分かち合えるTe cor gentilは、エシカルでインクルーシブなSDGsベーカリーだ。

Te cor gentil
場所: 東京都港区麻布十番2-18-8  グランルーブル麻布十番1階
アクセス: 麻布十番駅1番出口から徒歩2分
営業時間: AM10:00~PM18:00
定休日: 月曜日、火曜日

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Orie Ishikawa

ZEROMILE編集担当。 歴史、文学、動物、お酒、カルチャー、ファッションとあれこれ興味を持ち、実用性のない知識を身につけることに人生の大半を費やしている。なんでもかんでもチンパンジーに例えて考える癖がある。

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