大巻伸嗣 個展「Interface of Being 真空のゆらぎ」国立新美術館にて開催

大規模なインスタレーションによって国際的にも高く評価されている現代美術家、大巻伸嗣の個展「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」が、国立新美術館にて2023年11月1日(水)から12月25日(月)まで開催される。

大巻は、空間と時間を抽出して体感させるような壮大なインスタレーションはもとより、多くの人々と協働して場を変容させるアート・プロジェクトや舞台芸術を作り上げてきた現代美術家だ。

本展覧会は、国立新美術館の天井高8m、2000㎡にも及ぶ、柱の無い大きな展示室で開催される。これまでのシリーズをかつてない規模に拡大した最新インスタレーションや、世界を揺るがせたパンデミックのさなかに始められた映像による新作も見られるそうだ。

「存在するとはいかなることか」を長年探究してきた大巻の創作には、自然の摂理、そして生と死という逃れようのないサイクルのなかで生きることへの、根源的な洞察が秘められている。

今年オープンした東急歌舞伎町タワーの45階のレストランでもその作品が見られるが、現実と切り離された空間で、大巻伸嗣の作り出す世界に完全に入り込めるというのは展覧会ならではの体験になりそうだ。

大巻伸嗣(おおまき・しんじ)
1971年岐阜県生まれ。現在、神奈川県を拠点に制作。「存在」とは何かをテーマに、環境や他者といった外界、記憶や意識などの内界、そしてその境界にある身体の問題を探求してきた。大巻が生み出した空間で私たちは、外界と内界の相互作用や、時間と空間におけるその揺らぎを、身体的な感覚とともに多義的に経験する。
近年の主な個展に、「The Depth of Light」(2023年、A4 美術館、成都)、「地平線のゆくえ」(2023年、弘前れんが倉庫美術館)、「存在のざわめき」(2020年、関渡美術館、台北)、「存在の証明」(2012年、箱根彫刻の森美術館)など。「あいちトリエンナーレ」(2016年、愛知)ほか国内外の数多くの国際展にも参加してきた大巻は、近年、「Rain」(2023年、愛知県芸術劇場/新国立劇場)などの舞台芸術でも活躍している。

開催概要
会期:2023年11月1日(水)〜2023年12月25日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E 
時間:10:00〜18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜日
観覧料:無料
TEL:050-5541-8600
URL:https://www.nact.jp/exhibition_special/2023/ohmaki

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ZEROMILE 編集部

知的好奇心旺盛なミレニアル世代に日本の情報を発信。 「好奇心が心理的距離をゼロにする」をテーマに、編集部がピックアップした情報を掲載。

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